犯罪ごとの量刑の目安

痴漢について

まず痴漢の場合に適用される法律は、基本的には各都道府県の「迷惑防止条例」です(正式な名称は各都道府県によって異なります。)。東京都の場合の条例に規定されている刑罰内容(「法定刑」といいます。)は、「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」とされ、常習の場合には、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」とされています。また痴漢の程度エスカレートした場合、刑法176条に規定された「強制わいせつ罪」に該当するおそれもあります。この場合の法定刑は、「6月以上10年以下の懲役」と規定されています。痴漢の場合、着衣の上から触った場合には迷惑防止条例、下着の中にまで手を入れてしまった場合には強制わいせつ罪、と言う扱いが多いようです。

実際の量刑の相場でいうと、あくまで初犯の場合ですが、迷惑防止条例違反の場合には罰金20~30万円、強制わいせつの場合には、懲役1年前後に執行猶予3年という刑がが多いと思われます。

盗撮の場合

盗撮の場合に適用される法律は、各都道府県の「迷惑防止条例」です。東京都の場合の法定刑は、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」とされ、常習の場合には、「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金」と規定されています。

実際の量刑の相場でいうと、あくまで初犯の場合ですが、20~30万円の罰金が多いようです。繰り返し行ってしまえば罰金ではなく裁判になりますが、裁判が1回目であれば、執行猶予が付くことの方が多いです。

注意点

痴漢・盗撮いずれの場合にも罰金で済むことが多く、懲役刑を科されることは少ないように見えます。しかし、これはあくまで一般論であり、前科があったり、痴漢や盗撮の程度が重かったり、常習性が認められるような場合には相場以上の刑が科されることは多々あり、懲役刑が科されることも大いにあり得ます。よって、確実に罰金刑や懲役刑といっても執行猶予がつくようにするためにも、刑を軽くする最大の要素の一つである被害者との示談を成立させることが重要であり、たとえ示談獲得で起訴猶予とならなかったとしても、罰金や懲役といった最終的な刑罰は、示談がない場合に比べて軽くなります。

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